JGR - A Unified GUI for R で日本語を使う†
RとJavaに掲載されていた、JGR - A Unified GUI for RをMacOS Xで使ってみました。すると、何のパッチもなしにコンソールでの日本語の入力と表示、およびグラフィックスデバイスにおける日本語の表示ができました。
以下、Developer Preview 3バージョンにおけるスクリーンショットです。
次は日本語変数名パッチもあてて確認してみようかと思います。
コンソール†
グラフィックスデバイス(JavaGD)†
ヘルプビューア(タブ化されてる)†
アイコン(かわいい)†

- Java は「飲まず嫌い」ですが、なかなか面白いことが可能になるのですね。私は日本語変数は不要ですが、何の苦労も無しにグラフィックスに日本語が出せるというのは!?です。是非 Linux でもできるのか、X11 デバイス以外(特にポストスクリプト、これができたら本当に驚き)でもできるのか、人柱ユーザからの報告を期待しています。 --
- JGRはまだLinux版バイナリはないようですが、バイナリができればJavaGDデバイスでLinuxでも日本語が出ると思います。でもLinuxはなかまさんの国際化X11デバイスがあるので必要性は高くないでしょう。今まで対話的なグラフィックス環境で日本語が通るものがなかったMacOS Xにとってはインパクトが大きいと思います。PostScript,PDF出力はJGRでは現在サポートされていませんが、FreeHEP VectorGraphics Library等と組み合わせれば比較的容易に実現できる可能性はありそうです。 --
- JGR のメニューの日本語化または国際化、試みられている方おられます? --
- 2.0.0対応のMac版JGRは,日本語通らないようになったみたいですか? -- 青木繁伸
- 出たばかりのVersion 1.0で試しましたが、問題なく入力とグラフへの表示はできました -- 岡田
- 日本語入力に ATOK15 を使っているのですが、それだとコンソールで日本語を入力しても変換してリターンキーを押すと日本語部分はなくなります。おかしいとは思っていたのですが、ことえりにしてやると、ちゃんと日本語表示ができました。ありがとうございました。 -- 青木繁伸
- EGBRIDGEでもOkのようです。関数の入力中に自動的に引数のリファレンスがポップアップするJGRの機能はかなり便利ですね。 -- 岡田
- ここに質問してもいいですか?JGR 1.1をVineLinux3.1に入れましたが、
> library(JGR)
Loading required package: rJava
Loading required package: JavaGD
Error occurred during initialization of VM
Unable to load native library: libverify.so: cannot open shared object file: No such file or directory
とエラーをはいてRごと落ちます。で、libverify.soはちゃんとあって、
$ rpm -ql j2sdk |grep libverify
/usr/lib/j2sdk-1.4.2_08/jre/lib/i386/libverify.so
$ /sbin/ldconfig -p |grep libverify
libverify.so (libc6, hwcap: 0x1000000000000) => /usr/lib/j2sdk-1.4.2_08/jre/lib/i386/libverify.so
となっています。次の手が思い浮かばないのですが、何か助言はありませんか。PATHとJAVA_HOMEは正しく設定しています(でないと、インストール自体ができない)-- 谷村
- LD_LIBRARY_PATHに/usr/lib/j2sdk-1.4.2_08/jre/lib/i386を追加するか、ビルド時に-rpathを加えるかと言うのはどうでしょう. -- なかま
- ありがとうございます > なかまさん。別のマシン(j2sdk-1.4.2_05)で試したら上記エラーが発生しませんでした(でもアポートした)。問題点を整理してみます。Rから離れますが、-rpathの使い方を把握することが、ここ1年ほどの未解決課題になっています。pstoeditのパッケージングでpluginライブラリが有効にならず、-rpathを使うべきだというところまでは理解できるのですが、libtoolsや-rpathの構文がいまひとつ理解できていません。 -- 谷村
- 良く読んでいませんでした。(^^; えーと,ld.so.confに無闇(javaのlib)に加える物では無いのではないでしょうか。?
rpathはそんな難しい物ではなくって,
---- hoge.c
extern int hoge(void);
main()
{
hoge();
}
---- libhoge.c
int hoge(){
return 1;
}
----
gcc -o libhoge.so -shared libhoge.c
# rpath なし
gcc -o hoge1 hoge.c -L`pwd` -lhoge
# rpath あり
gcc -o hoge2 hoge.c -L`pwd` -Wl,-rpath -Wl,`pwd` -lhoge
とかして ldd hoge{1,2} の違いを観察すれば,ライブラリの場所を覚えてくれて
いるのがわかるかと -- なかま
- ありがとうございます。上記の例は大変参考になりました。ライブラリの件は解決したのですが、やはりアポートするので、今回は見送ります。ログにはPlease report this error at http://java.sun.com/cgi-bin/bugreport.cgiとでているのですが、そこまでする気力が。。。 -- 谷村
- JGR - Java GUI for R - Version 1.2 が 2005/05/13 に,リリースされました --
- JGR は、2005 Chambers Award を4月に貰ってますね。 --
- Win、Linux共に、j2reまたはj2sdkをインストールした後で、fontconfig.propertiesを編集すると日本語の入出力はできるようになるのですが、闇版Rを起動した際のスタートアップメッセージは文字化けしたままです。Mac使い以外の方でこれらの文字化けを回避する方法をご存知の方はいらっしゃらないでしょうか? --
- Linuxはlocaleをutf-8にすればOKです. WinはUTF-8に出来ませんので本来ハックする必要があります. RはOSエンコードを内部コードとしており, tcltk等を参考にUTF-8でコンバートする処理が必要です. なんでJGR系統の国際化はUTF-8依存な状態のままです. JAVAとR好きの方は是非ハックしてみてください. 私は関数のポインタをintにキャストしてR内部で持ち回しているのを見て萎えました.(つまり64bit環境では動きません) この作業を行えばきっとヒーローです.:-) -- なかま
- JGRのグラフ表示はズームができると聞いたけど、これって、JFreeChartを使っているのかな? -- 夜の徘徊者
- UTF-8の件、亀レスになりましたがlocaleをUTF-8にすると確かにメッセージが日本語で表示されました。ありがとうございました。しかしこちらの環境ではUTF-8だと日本語変数が入力できない罠…。元々ESS使いなので、おとなしくESSに戻ります。 --
- 上記書き込みをした者です。WinでESSを使っているので、環境変数LANGをja_JP.SJISに設定していますが、Cygwin上でjgr.exeにパスを通した上(通してなければフルパス指定)で
LANG=C LC_TYPE=ja_JP.UTF-8 jgr.exe
とすると、メッセージは英語になるものの、日本語変数が入力できました。 その日本語変数は、当然ながらオブジェクトブラウザでも正しく表示できています。多少はWin使いに対する福音になりますかどうか。--