Mac で Sweave --- Mac OS X El Capitan
UpTeX を使うのであれば,TeXLive は不要!!
OS のクリーンインストールでない場合,うまくいかない(ことがある?)のはなぜだろう?
R の出力を表組みにするためには xtable パッケージをインストールする必要があろう。
http://www2.kumagaku.ac.jp/teacher/herogw/index.html から「Drag & Drop UpTeX」(20151009版以降)をダウンロード。
ダブルクリッックしてできる UpTeX.app を「アプリケーションフォルダ」へ移動。
同梱されている説明書を読み,環境設定。
一番最初に UpTeX.app を起動するには,control+クリック(右クリック)で開くを選び,その後更にもう一度聞かれるので「開く」。
UpTeX.app の「環境設定」メニューを選び,dvipdfmx のフォント,TeX コンポーネントのアップデート。
texbin のパスをクリップボードにコピーしておいて,次の TeXShop のインストールで使う。
http://pages.uoregon.edu/koch/texshop/obtaining.html から、「Latest TeXShop Version3」をダウンロード。
ダブルクリッックしてできる TeXShop.app を「アプリケーションフォルダ」へ移動。
TeXShop を起動して「環境設定」
「書類」タブの「設定プロファイル」で「upTeX(ptex2pdf)」に設定する。
(「書類」タブの[エンコーディング」が「Unicode(UTF-8)」になるはず。そうならなければ「Unicode(UTF-8)」に設定。)
「内部設定」タブでは,texbin のパス設定は,UpTeX を使うなら,
/Applications/UpTeX.app/Contents/Resources/TEX/texbin
(前述の UpTeX の環境設定ウインドウでコピーした texbin のパスをペースト)
LaTeX の設定は,UpTeX を使うなら,
ptex2pdf -u -l -ot "-synctex=1 -file-line-error"
(Sweave では,synctex と file-line-error は猫に小判かも)
TeXShop の環境設定を変更したら,その設定で TeXShop を使いたい場合は一度 TeXShop を終了させて,再度起動。
ファインダーの option+「移動」メニューで「ライブラリ」ディレクトリに入り,texmf/tex/platex ディレクトリに使用する style ファイルを置く。
システムのライブラリではなく,
Macintosh HD-->ユーザ-->hoge-->ライブラリ-->texmf-->tex-->platex-->スタイルファイル(のディレクトリ)
置いた後には必ず sudo mktexlsr の実行を忘れないこと。
なお,*.Rnw,*.tex ファイルは utf-8 エンコーディングとするので,style ファイルも utf-8 にしておくこと。
もっぱら *.Rnw を使うなら,TeXShop の環境設定の[タイプセット]タブで,デフォルトのコマンドに自分の好きなもの(後述のようにするなら Sweave)をセット。
ソースファイルの encoding は utf-8 。
dvipdfmx,uplatex の使用は document class で指定する。
\documentclass[dvipdfmx,uplatex] {jsarticle}
Rscript で書いた TeXShop の Engine の例
以下の内容のファイル Sweave.engine を,ファインダーの option+「移動」メニューで「ライブラリ」ディレクトリに入り,TeXShop/Engines の中にコピーする。システムのライブラリではなく,
Macintosh HD-->ユーザ-->hoge-->ライブラリ-->TeXShop-->Engines-->Sweave.engine
アクセスモードは chmod 777 Sweave.engine で,実行可能に設定。
書類の種類を選択するボタン(通常は LaTeX などになっている)で,「Sweave」を選択し「タイプセット」ボタンをクリックすると *.Rnw --> *.tex --> *.dvi --> *.pdf の順に処理される。
ファイルを分割して main.Rnw から \SweaveInput{foo.Rnw} でタイプセットするとき,foo.Rnw の先頭に
% ! TEX root = main.Rnw
と書いておくと,エディタで foo.Rnw を編集中でも,foo.Rnw の修正を自動保存した後に,main.Rnw からタイプセットしてくれる。
#!/usr/local/bin/Rscript --vanilla ms <- function(file, silent = TRUE, ...) { if (grepl("\\.", file) == FALSE) { file <- paste(file, "Rnw", sep = ".") } Sys.setlocale(locale = "ja_JP.UTF-8") Sweave(file, encoding = "utf-8") base <- sub(".(R|S)nw", "", file) file <- paste(base, ".tex", sep = "") dir <- "/Applications/UpTeX.app/Contents/Resources/TEX/texbin" cmd <- sprintf("%s/ptex2pdf -u -l -s %s%s", dir, file, ifelse(silent, " | grep -v \"texmf\"", "")) repeat { system(cmd) con <- file(sub(".tex", ".log", file), open = "r", encoding = "utf-8") log <- readLines(con) close(con) no.error <- TRUE if (sum(grepl("Emergency stop", log)) > 0) { no.error <- FALSE break } if (sum(grepl("Rerun to get", log)) == 0) break } if (no.error) { system(sprintf("%s/dvipdfmx -V 5 %s", dir, sub(".tex", ".dvi", file))) } } # 以下の xfigure 関数は,src パラメータで渡された描画プログラムに基づいて,figure というサブディレクトリに pdf 画像ファイルを作り,それを pdf 文書ファイル中に include するためのもの xfigure <- function(src, caption = "caption", fn, label = fn, base = "figure", size = 320, width = size * 6/320, height = 2/3, mgp = c(1.8, 0.6, 0), mar = c(3, 3, 1, 1), rev = -3, htbp = "htbp") { height <- width * height pdf(sprintf("%s/%s.pdf", base, fn), width = width, height = height) par(mgp = mgp, mar = mar) parsed <- parse(text = src) results <- eval(parsed) dev.off() header <- sprintf("\\begin{figure}[%s]\n\t\\centering", htbp) trailer <- sprintf("\t\\vspace{%smm}\\caption{%s}\n\t\\label{%s}\n\\end{figure}", rev, caption, label) cat(sprintf("%s\n\t\\includegraphics[bb=0 0 %sin %sin, clip, width=%sbp]{%s/%s.pdf}\n%s\n", header, width, height, size, base, fn, trailer), fill = TRUE) invisible(results) } grDevices::pdf.options(family="Japan1") arg <- commandArgs() ms(arg[7]) warn <- warnings() if (length(warn)) head(warn, 2)
foo ディレクトリに foo.Rnw があるとき,最終的に foo.pdf を作るには以下のようにする
$ cd /foo $ Rscript --vanilla -e "Sweave('foo.Rnw', encoding='utf-8')" $ ptex2pdf -u -l -ot "-synctex=1 -file-line-error" foo.tex
#!/bin/sh # make Sweave # Rscript --vanilla -e "Sweave('$1.Rnw', encoding='utf-8')" /uptex/UpTeX.app/Contents/Resources/texbin/ptex2pdf -u -l -ot "-synctex=1 -file-line-error" $1.tex