みなさんご無沙汰しています。久しぶりの投稿です。
以前、shapefileデータの公開やGISがらみの投稿をしていたokinawaです。
最近、外国人観光客の増加に伴って、GPSの緯度経度を使ったソーシャルビッグデータ解析や、カープローブデータ解析が増えてきていますが、この分野でUberが作っているH3ライブラリがあることを知り、R言語でもつかえるようになっていましたのでご紹介します。
そもそも従来のGISの欠点として、市町村境界データなどは、合併や変更があると、メンテナンスが面倒になり、元データから変更せざるを得なくなります。また、日本ではメッシュデータを使って表現しますが、四角形が正四角形ではないため、距離や近傍計算上問題が多々ありました。
さらに統計からGISに入られた方はうすうす感じていると思いますが、統計データの表示に合ったUI/UXのGISというものは存在せず、どうしても既存GISでは表現不足でいらいらするという状況になっていました。
Uber H3はヘキサグリッドを地球上の位置情報(index)として構築することで、境界変更の欠点を克服し、また四角形のメッシュの欠点をも克服しています。
また、h3をRにバインドしたh3forrがgithubで公開されており、sfとのオブジェクト変換も可能となっています。もちろんleafletとのオーバーレイも可能です。
Uber社H3
library(h3forr)
https://github.com/crazycapivara/h3forr
h3forrのインストールはgithub経由なので、最初に
library(devtools)
install_github("crazycapivara/h3forr")
を実行してください。
その他リンク
http://estrellita.hatenablog.com/entry/2019/05/01/235406
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