Tgif (t-g-i-fと発音する)は、X上で動作する2Dドローイングツールです。xfigと同様に歴史が古く、UNIX系のシステムで広く使われています。図形情報をベクトルとして記憶してますから,拡大や縮小しても品質の劣化がほとんどありません。Rからtgif形式に直接出力することはできませんが、eps形式を経由してRのグラフィックを自由に改変することができます。
# apt-get install tgif pstoedit
これでインストール作業は終了です*1。簡単でしょう?
Windows による eps ファイル編集(ad*beソフトに頼らない方法)
> dev.copy2eps(file="hoge.eps")
でグラフィックをepsとして保存します。必要に応じてdev.copy2eps()にサイズやフォントなどのオプションを与えます。
$ pstoedit -f tgif hoge.eps > hoge.obj
pstoeditでeps形式からtgif形式(objファイル)に変換します。
$ tgif hoge.obj
hoge.objを読み込んでtgifを起動します。
tgifを使いたい人の多くはLaTeX用のepsが欲しい人だと思います。tgifはいろいろな形式のepsを出力できますが、プレビューなしの純粋なepsが欲しい場合には、ファイルメニューから印刷/出力フォーマットを選び、LaTeX(EPS)を選択してから、印刷します。一度出力形式を指定すると、次回から指定する必要はありません。またデフォルトでLaTeX(EPS)が選択されていると思います。印刷といってもプリンタに出力されるのではなくて、epsファイルとして出力されます。