Sweave は R と LaTeX のための単純な構文(noweb ファイル)をもつ、文芸的プログラミングツールです。 Sweave を用いると、R コードの編集、画像を含む解析結果の LaTeX によるドキュメント化、が一体化でき便利です。 一つのファイルに R コードと LaTeX ドキュメントを共存させて,以下のような作業を可能にします.
デフォルトで eps と pdf 画像の両方(pdflatex を利用するため)が生成されます。コード自身も指定で LaTeX ソースに埋め込めます。特に便利なのは、R コードや使用データを変更しても、結果が自動的に更新されることです。Sweave は R による解析結果を LaTeX で文章(論文)化する際や、途中結果の備忘録を作るのに便利です。例えば、R による解析結果を含む論文・報告を noweb ファイルで書いておけば、後で R コードやデータを変更しても、一発でアップデートできます。
noweb ファイルの編集支援として,Emacs の ESS noweb モードがあります.
Sweave とはまた異なる(?) noweb 書式の「文芸的プログラミング」ツールの作者による紹介がありました。対応 R パッケージもあるようです(CRAN には未登録)。Sweave との違いについては把握しておりません。論文タイトルから見て R パッケージの保守用ということでしょうか。