pstoedit
の編集
http://www.okadajp.org/RWiki/?pstoedit
[
トップ
] [
編集
|
差分
|
バックアップ
|
添付
|
リロード
] [
新規
|
一覧
|
検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
-- 雛形とするページ --
(no template pages)
// 2006年 8月 26日 土曜日 20:42:09 JST // 谷村 晋 // 自由に加筆してください COLOR(red){SIZE(30){pstoedit}} [[pstoedit:http://www.pstoedit.net/pstoedit/]]とは、PostScriptファイルをさまざま形式に変換するツールである。pstoeditを使うと、Rの出力をベクター形式のままグラフィックソフトで編集できる。 #contents * 利用例1:OpenOffice.org Drawで編集する。 構文 pstoedit -f svm 入力ファイル 出力ファイル 使用例 > plot(runif(10),runif(10)) > dev.copy2eps() > q() $ pstoedit -f svm Rplot.eps Rplot.svm 次にOpenOffice,org Drawにて、挿入(I)→画像(U)→ファイルから(F)でRplot.svmを選択する。svmファイルはStarView/OpenOffice.org用のメタファイル形式。挿入した画像を右クリックして「切り離す」を選ぶと各部分に切り離される。 &ref(pstoedit-draw.png,center); 編集し終わったグラフィックはeps形式にエキスポートできます。 プレゼンテーションソフトウェアであるOpenOffice.org Impressなど他のOpenOffice.orgアプリケーションでももちろん同様にsvmファイルを使うことができる。 VineLinuxでフォントをJapan1GothicBBBにしている場合は下記のようにする。 $ GS_OPTIONS='-dNOKANJI' pstoedit -f svm Rplot.eps Rplot.svm * 利用例2:tgifで編集する [[Tgif]]を参照 * 利用例3:tgif+tgif2texでRグラフィックに数式を入れる tgif2texは、tgif形式グラフィックの中で数式などの[[LaTeX]]コマンドを利用可能にするプログラムです。pstoeditとtgif2texを組み合わせることによって、Rの出力の中に[[LaTeX]]コマンドを入れることができます。 > x <- seq(0,15,length=100) > plot(x, dchisq(x, 5), xlab='$x$',ylab='$f(x)$', type='l') > title('Density Function of the $\\chi_{5}^{2}$ Distribution') > ps.options(family="Helvetica") > dev.copy2eps() $ pstoedit -f tgif Rplot.eps Rplot.obj $ tgif Rplot.obj ここで[[Tgif]]が起動しますので、Rの出力の範囲を四角で囲みます。このステップを行わないとうまくいきません((このステップがなければ、全ての手順が自動化できるのですが、残念。))。四角で囲んだら保存します((ここでpsに出力しなければならないと解説するWebサイトがいくつもありますが、その必要はないようです。))。 $ tgif2tex Rplot.obj これで、Rplot.ps Rplot.tps Rplot.dpsが出力されますが、必要なファイルはRplot.tpsとRplot.dpsの2つです。TeX文書にこの図を埋め込むときには\input{Rplot.tps}とします。 TeX文書をPostScriptにすると下記のようにちゃんと数式になっているはず((tgif2texはPostScriptのSpecialを使っています。古いxdviやdvipdfmxだと正しく処理できない可能性があります。))。 &ref(pstoedit-tgif2tex.png,center); * 利用例4:[[LaTeX]]のpicture環境を利用 構文 pstoedit -f latex2e 入力ファイル 出力ファイル 使用例 > plot(1:10,1:10,axes=FALSE,xlab="",ylab="",type="n") > polygon(c(5,7,7,5),c(5,5,7,7)) > text(6,6,"x") > ps.options(family="Times") > dev.copy2eps() > q() $ pstoedit -f latex2e Rplot.eps Rplot.tex 出力されたRplot.texの内容は下記の通り。 \begin{picture}(85.5295,76.5962)(245.728,240.689) \put(245.728027,240.689194){\line(1,0){85.529510}} \put(331.257538,240.689194){\line(0,1){76.596176}} \put(331.257538,317.285370){\line(-1,0){85.529510}} \put(245.728027,317.285370){\line(0,-1){76.596176}} \usefont{T1}{ptm}{m}{n} \fontsize{12.044999\unitlength}{12.044999\unitlength}\selectfont \put(285.486572,276.282166){x} \end{picture} 見ての通り、picure環境のコマンドが並んでいるただのTeXソースである。例えば、下から2行目のxを$x_i$などと数式に変えたり、日本語に差し替えたり、または、\putを追加したり、[[LaTeX]]コマンドを追加したり、自由に編集してから、\input{}でTeX文書に埋め込むことができる。\usefont{T1}{ptm}{m}{n}と\fontsize{12.044999\unitlength}{12.044999\unitlength}\selectfontはフォント指定(この場合はTimes)なので、本文と同じフォントにする場合は削除する。 * インストールと設定 ** Linux VineLinuxであれば、VinePlus extrasにpstoeditが用意してあるので下記のようにする。 # apt-get install pstoedit ** Windows [[Windows による eps ファイル編集(ad*beソフトに頼らない方法)]]を参照。 * リンク - [[Windows による eps ファイル編集(ad*beソフトに頼らない方法)]] - [[Tgif]] - [[LaTeX]] - [[Rによるポストスクリプト画像のLaTeXでの利用]] * コメント #comment
タイムスタンプを変更しない
// 2006年 8月 26日 土曜日 20:42:09 JST // 谷村 晋 // 自由に加筆してください COLOR(red){SIZE(30){pstoedit}} [[pstoedit:http://www.pstoedit.net/pstoedit/]]とは、PostScriptファイルをさまざま形式に変換するツールである。pstoeditを使うと、Rの出力をベクター形式のままグラフィックソフトで編集できる。 #contents * 利用例1:OpenOffice.org Drawで編集する。 構文 pstoedit -f svm 入力ファイル 出力ファイル 使用例 > plot(runif(10),runif(10)) > dev.copy2eps() > q() $ pstoedit -f svm Rplot.eps Rplot.svm 次にOpenOffice,org Drawにて、挿入(I)→画像(U)→ファイルから(F)でRplot.svmを選択する。svmファイルはStarView/OpenOffice.org用のメタファイル形式。挿入した画像を右クリックして「切り離す」を選ぶと各部分に切り離される。 &ref(pstoedit-draw.png,center); 編集し終わったグラフィックはeps形式にエキスポートできます。 プレゼンテーションソフトウェアであるOpenOffice.org Impressなど他のOpenOffice.orgアプリケーションでももちろん同様にsvmファイルを使うことができる。 VineLinuxでフォントをJapan1GothicBBBにしている場合は下記のようにする。 $ GS_OPTIONS='-dNOKANJI' pstoedit -f svm Rplot.eps Rplot.svm * 利用例2:tgifで編集する [[Tgif]]を参照 * 利用例3:tgif+tgif2texでRグラフィックに数式を入れる tgif2texは、tgif形式グラフィックの中で数式などの[[LaTeX]]コマンドを利用可能にするプログラムです。pstoeditとtgif2texを組み合わせることによって、Rの出力の中に[[LaTeX]]コマンドを入れることができます。 > x <- seq(0,15,length=100) > plot(x, dchisq(x, 5), xlab='$x$',ylab='$f(x)$', type='l') > title('Density Function of the $\\chi_{5}^{2}$ Distribution') > ps.options(family="Helvetica") > dev.copy2eps() $ pstoedit -f tgif Rplot.eps Rplot.obj $ tgif Rplot.obj ここで[[Tgif]]が起動しますので、Rの出力の範囲を四角で囲みます。このステップを行わないとうまくいきません((このステップがなければ、全ての手順が自動化できるのですが、残念。))。四角で囲んだら保存します((ここでpsに出力しなければならないと解説するWebサイトがいくつもありますが、その必要はないようです。))。 $ tgif2tex Rplot.obj これで、Rplot.ps Rplot.tps Rplot.dpsが出力されますが、必要なファイルはRplot.tpsとRplot.dpsの2つです。TeX文書にこの図を埋め込むときには\input{Rplot.tps}とします。 TeX文書をPostScriptにすると下記のようにちゃんと数式になっているはず((tgif2texはPostScriptのSpecialを使っています。古いxdviやdvipdfmxだと正しく処理できない可能性があります。))。 &ref(pstoedit-tgif2tex.png,center); * 利用例4:[[LaTeX]]のpicture環境を利用 構文 pstoedit -f latex2e 入力ファイル 出力ファイル 使用例 > plot(1:10,1:10,axes=FALSE,xlab="",ylab="",type="n") > polygon(c(5,7,7,5),c(5,5,7,7)) > text(6,6,"x") > ps.options(family="Times") > dev.copy2eps() > q() $ pstoedit -f latex2e Rplot.eps Rplot.tex 出力されたRplot.texの内容は下記の通り。 \begin{picture}(85.5295,76.5962)(245.728,240.689) \put(245.728027,240.689194){\line(1,0){85.529510}} \put(331.257538,240.689194){\line(0,1){76.596176}} \put(331.257538,317.285370){\line(-1,0){85.529510}} \put(245.728027,317.285370){\line(0,-1){76.596176}} \usefont{T1}{ptm}{m}{n} \fontsize{12.044999\unitlength}{12.044999\unitlength}\selectfont \put(285.486572,276.282166){x} \end{picture} 見ての通り、picure環境のコマンドが並んでいるただのTeXソースである。例えば、下から2行目のxを$x_i$などと数式に変えたり、日本語に差し替えたり、または、\putを追加したり、[[LaTeX]]コマンドを追加したり、自由に編集してから、\input{}でTeX文書に埋め込むことができる。\usefont{T1}{ptm}{m}{n}と\fontsize{12.044999\unitlength}{12.044999\unitlength}\selectfontはフォント指定(この場合はTimes)なので、本文と同じフォントにする場合は削除する。 * インストールと設定 ** Linux VineLinuxであれば、VinePlus extrasにpstoeditが用意してあるので下記のようにする。 # apt-get install pstoedit ** Windows [[Windows による eps ファイル編集(ad*beソフトに頼らない方法)]]を参照。 * リンク - [[Windows による eps ファイル編集(ad*beソフトに頼らない方法)]] - [[Tgif]] - [[LaTeX]] - [[Rによるポストスクリプト画像のLaTeXでの利用]] * コメント #comment
テキスト整形のルールを表示する
添付ファイル:
pstoedit-draw.png
2941件
[
詳細
]
pstoedit-tgif2tex.png
2659件
[
詳細
]