Rとは
の編集
http://www.okadajp.org/RWiki/?R%E3%81%A8%E3%81%AF
[
トップ
] [
編集
|
差分
|
バックアップ
|
添付
|
リロード
] [
新規
|
一覧
|
検索
|
最終更新
|
ヘルプ
]
-- 雛形とするページ --
(no template pages)
#contents *紹介 [#y0a36bbb] ''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は統計計算とグラフィックスのための言語・環境で、[[GNU:http://www.gnu.org/index.html]]プロジェクトの一つであり、[[AT&T:http://www.att.com/#fbid=7gZdpSBvPuq]](当時)の[[ベル研究所:http://www3.alcatel-lucent.com/wps/portal/belllabs]]((現在は[[Lucent Technology:http://www.alcatel-lucent.com/index.php]]に所有されている。))で[[John M. Chambers:http://www.cs.bell-labs.com/who/jmc/index.html]]と同僚により開発された[[S言語・環境:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]に似ています。''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''を別個に実装したものと考えられます。両者の仕様及び実装には幾つかの重要な違いが在りますが、''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''用に書かれたコードの多くは変更無しで''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''でも実行できます。 ''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は多様な統計手法(線形・非線形モデル・古典的統計検定・時系列解析・判別分析・クラスタリング・その他)とグラフィックスを提供し、広汎な拡張が可能です。''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''は高頻度で統計的手法による研究の手段の選択肢となりますが、''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''を使えばそうした活動にオープンソースの道から参加できるようになります。 ''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''の強みの一つは、巧くデザインされた出版物並みのプロットを容易に作成できる点であり、これには必要なら数学記号や式を含めることもできます。グラフィックスにおける細かなデザインの標準設定に、これまで周到な配慮が払われてきていますが、ユーザーが完全に制御することもできます。 ''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は[[Free Software Foundation:http://www.fsf.org/index.html]]の[[GNU General Public License:http://www.r-project.org/COPYING]]の条項(([[各国語非公式翻訳:http://www.gnu.org/licenses/translations.ja.html]]を参照して下さい))のもとで、ソースコードの形で入手できます。様々なUNIX(類似のシステムのBSDやLinuxを含む)・Windows・MacOSでは、ダウンロードすればそのままでコンパイル・使用できます。 【訳注】なお、現時点での[[R:http://www.r-project.org/index.html]]の最新版は2013年5月16日にリリースされた''3.0.1''です。(([[R 3.0.1 is released:https://stat.ethz.ch/pipermail/r-announce/2013/000563.html]])) **環境 [#f01602be] ''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''はデータ操作・計算・そしてグラフィックス表示のためのソフト機能の統合された纏まりで、次のものが含まれます。 -データを効率的に操作し保管する機能 -配列(特に行列)の計算のための演算子のセット -データ解析の媒介に使う道具の大規模で一貫した集り -データ解析のためのグラフィカルな機能・画面又は印刷物への出力 -条件分岐・ループ・ユーザー定義の再帰的関数や入出力機能を含み開発の進んだ簡潔で効率的なプログラミング言語 「環境」という言葉が使われているのは、''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は完全に計画され一貫性を持ったシステムであり、固有の目的のみを持って融通の利かない道具の積み重ねではない(他のデータ解析ソフトウェアは屡そうなのですが。)という特徴を示すためです。''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''と同様に真の計算機言語としてデザインされており、ユーザーは新しい関数を定義して新しい機能を追加できるようになっています。 システムそのものの大部分は''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''の方言''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''で書かれており、ユーザーは使われているアルゴリズムを容易に吟味できるようになっています。計算量が特に多い作業にはC・C++・Fortranのコードを実行時にリンクして呼び出せます。経験豊富なユーザーは''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''のオブジェクトを直接に操作するCコードを書くこともできます。 多くのユーザーは''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''を統計システムと考えるでしょう。しかし、我々は''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は環境であり、その中で統計的手法が実装されていると考えたいと思います。''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''はパッケージにより(容易に)拡張できます。8種類程のパッケージが''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''の配布物セットと共に提供され、また、''[[CRAN:http://cran.r-project.org/index.html]]''((''[[CRAN:http://cran.r-project.org/index.html]]''のミラーサイトの一覧: [[Mirrors:http://cran.r-project.org/mirrors.html]]))というインターネット・サイトの集合((訳注: 高速なダウンロードのためには「[[CRAN国内ミラーの使い方>CRAN国内ミラーの使い方]]」を参照してください。))からは、現代統計学の幅広い分野をカバーする更に多くのパッケージが入手可能((訳注: この[[RjpWiki>RjpWiki]]内の「[[CRANパッケージリスト]]」を参考にしてください。))です。 ''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''には独自の''[[LaTeX:http://latex-project.org/index.html]]''風の文書書式があり、それを用いて、纏まったドキュメントが幾つかの書式のオンライン文書や印刷物として提供されています。 *本項目について [#kfbf5f46] 本文は「[[What is R?:http://www.r-project.org/about.html]]」の日本語翻訳です。 [[S-PLUS:http://www.msi.co.jp/splus/index.html]]は[[ベル研究所:http://www3.alcatel-lucent.com/wps/portal/belllabs]]の''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''言語の実装にInsightful((嘗てのMathSoft(現在の[[PTC:http://www.ptc.com/index.htm]])の統計科学部門で、現在は[[TIBCO:http://www.tibco.com/default.jsp]]傘下にある。 [[TIBCO Completes Acquisition of Insightful Corporation:http://www.tibco.com/company/news/releases/2008/press924.jsp]]))が独自の拡張を加えた商用パッケージの名称で、処理系としては''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''に準じます。 また、日本には(当時の)[[アイザック:http://s.isac.co.jp/index.html]](現[[NTTデータセキスイシステムズ:http://products.ndis.jp/index.html]])が機能を独自に拡張している[[S:http://s.isac.co.jp/index.html]] という商用パッケージも在ります。 //[[What is R?:http://www.r-project.org/about.html]]の訳 間瀬、2003/07/05~ //modified by flatline 2003/09/22~ //modified by 悠遊 2003/12/06 リンクを加え、訳注を幾つか追加しました~ //modified by flatline 2004/06/21~
タイムスタンプを変更しない
#contents *紹介 [#y0a36bbb] ''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は統計計算とグラフィックスのための言語・環境で、[[GNU:http://www.gnu.org/index.html]]プロジェクトの一つであり、[[AT&T:http://www.att.com/#fbid=7gZdpSBvPuq]](当時)の[[ベル研究所:http://www3.alcatel-lucent.com/wps/portal/belllabs]]((現在は[[Lucent Technology:http://www.alcatel-lucent.com/index.php]]に所有されている。))で[[John M. Chambers:http://www.cs.bell-labs.com/who/jmc/index.html]]と同僚により開発された[[S言語・環境:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]に似ています。''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''を別個に実装したものと考えられます。両者の仕様及び実装には幾つかの重要な違いが在りますが、''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''用に書かれたコードの多くは変更無しで''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''でも実行できます。 ''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は多様な統計手法(線形・非線形モデル・古典的統計検定・時系列解析・判別分析・クラスタリング・その他)とグラフィックスを提供し、広汎な拡張が可能です。''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''は高頻度で統計的手法による研究の手段の選択肢となりますが、''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''を使えばそうした活動にオープンソースの道から参加できるようになります。 ''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''の強みの一つは、巧くデザインされた出版物並みのプロットを容易に作成できる点であり、これには必要なら数学記号や式を含めることもできます。グラフィックスにおける細かなデザインの標準設定に、これまで周到な配慮が払われてきていますが、ユーザーが完全に制御することもできます。 ''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は[[Free Software Foundation:http://www.fsf.org/index.html]]の[[GNU General Public License:http://www.r-project.org/COPYING]]の条項(([[各国語非公式翻訳:http://www.gnu.org/licenses/translations.ja.html]]を参照して下さい))のもとで、ソースコードの形で入手できます。様々なUNIX(類似のシステムのBSDやLinuxを含む)・Windows・MacOSでは、ダウンロードすればそのままでコンパイル・使用できます。 【訳注】なお、現時点での[[R:http://www.r-project.org/index.html]]の最新版は2013年5月16日にリリースされた''3.0.1''です。(([[R 3.0.1 is released:https://stat.ethz.ch/pipermail/r-announce/2013/000563.html]])) **環境 [#f01602be] ''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''はデータ操作・計算・そしてグラフィックス表示のためのソフト機能の統合された纏まりで、次のものが含まれます。 -データを効率的に操作し保管する機能 -配列(特に行列)の計算のための演算子のセット -データ解析の媒介に使う道具の大規模で一貫した集り -データ解析のためのグラフィカルな機能・画面又は印刷物への出力 -条件分岐・ループ・ユーザー定義の再帰的関数や入出力機能を含み開発の進んだ簡潔で効率的なプログラミング言語 「環境」という言葉が使われているのは、''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は完全に計画され一貫性を持ったシステムであり、固有の目的のみを持って融通の利かない道具の積み重ねではない(他のデータ解析ソフトウェアは屡そうなのですが。)という特徴を示すためです。''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''と同様に真の計算機言語としてデザインされており、ユーザーは新しい関数を定義して新しい機能を追加できるようになっています。 システムそのものの大部分は''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''の方言''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''で書かれており、ユーザーは使われているアルゴリズムを容易に吟味できるようになっています。計算量が特に多い作業にはC・C++・Fortranのコードを実行時にリンクして呼び出せます。経験豊富なユーザーは''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''のオブジェクトを直接に操作するCコードを書くこともできます。 多くのユーザーは''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''を統計システムと考えるでしょう。しかし、我々は''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''は環境であり、その中で統計的手法が実装されていると考えたいと思います。''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''はパッケージにより(容易に)拡張できます。8種類程のパッケージが''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''の配布物セットと共に提供され、また、''[[CRAN:http://cran.r-project.org/index.html]]''((''[[CRAN:http://cran.r-project.org/index.html]]''のミラーサイトの一覧: [[Mirrors:http://cran.r-project.org/mirrors.html]]))というインターネット・サイトの集合((訳注: 高速なダウンロードのためには「[[CRAN国内ミラーの使い方>CRAN国内ミラーの使い方]]」を参照してください。))からは、現代統計学の幅広い分野をカバーする更に多くのパッケージが入手可能((訳注: この[[RjpWiki>RjpWiki]]内の「[[CRANパッケージリスト]]」を参考にしてください。))です。 ''[[R:http://www.r-project.org/index.html]]''には独自の''[[LaTeX:http://latex-project.org/index.html]]''風の文書書式があり、それを用いて、纏まったドキュメントが幾つかの書式のオンライン文書や印刷物として提供されています。 *本項目について [#kfbf5f46] 本文は「[[What is R?:http://www.r-project.org/about.html]]」の日本語翻訳です。 [[S-PLUS:http://www.msi.co.jp/splus/index.html]]は[[ベル研究所:http://www3.alcatel-lucent.com/wps/portal/belllabs]]の''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''言語の実装にInsightful((嘗てのMathSoft(現在の[[PTC:http://www.ptc.com/index.htm]])の統計科学部門で、現在は[[TIBCO:http://www.tibco.com/default.jsp]]傘下にある。 [[TIBCO Completes Acquisition of Insightful Corporation:http://www.tibco.com/company/news/releases/2008/press924.jsp]]))が独自の拡張を加えた商用パッケージの名称で、処理系としては''[[S:http://cm.bell-labs.com/cm/ms/departments/sia/S/index.html]]''に準じます。 また、日本には(当時の)[[アイザック:http://s.isac.co.jp/index.html]](現[[NTTデータセキスイシステムズ:http://products.ndis.jp/index.html]])が機能を独自に拡張している[[S:http://s.isac.co.jp/index.html]] という商用パッケージも在ります。 //[[What is R?:http://www.r-project.org/about.html]]の訳 間瀬、2003/07/05~ //modified by flatline 2003/09/22~ //modified by 悠遊 2003/12/06 リンクを加え、訳注を幾つか追加しました~ //modified by flatline 2004/06/21~
テキスト整形のルールを表示する